2009年3月3日火曜日

信州飯田ふるさと大使館だより Vol.2

連載・大使館だより②
次いで「ふるさと大使館」周辺の歴史をざっとご紹介します。現在、市政会館や日比谷公園のある辺りは昔、日比谷入り江といって海岸の一部だったそうです。江戸時代には江戸城(いまの皇居)に隣接して肥前、長州・南部藩などの屋敷が並んでいました。明治維新後はそれら武家屋敷が取り壊されて整地され、陸軍近衛師団の練兵場になったそうです。やがて明治政府内に「西洋に負けないような立派な公園が欲しい」という声が高まり、1903年(明治36年)わが国初の近代的公園を完成させたのでした。1929年(昭和4年)に一角に日比谷公会堂が完成すると、東京で大規模な演奏会ができる唯一のホールとなり、道を隔てて向かい側にあったNHK(1972=昭和47年に千代田区内幸町から渋谷区に移転)とともに日比谷公園は長年、文化の一大中心地とされてきたのでした。
日比谷公園は3つの池、2つの噴水、142種3200本の樹木、138種の草花をめでることができる「都心のオアシス」です。どうぞ公園散策のついでにでも、大使館にお立ち寄りください。(つづく)

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